U.S.ルート101(U.S.Route 101)はワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州の3州の海岸に沿って南北に縦断する総延長2470 kmの国道です。このうち1298kmがカリフォルニア州を通る区間となっています。カリフォルニア州内のU.S.ルート101は、1926年に設立された最初の国道のひとつであり、同州で最も長い道として知られています。1964年にインターステート5(州間高速道路)が開通した後も、このルートはグレーター・ロサンゼルス・エリア、セントラル・コースト、サンフランシスコ・ベイエリア、ノース・コースト(レッドウッド・エンパイア)を結ぶ、海岸沿いの主要ルートであり続けています。
U.S.ルート101は1700年代後半にジュニペロ・セラ神父がカリフォルニアの海岸線にミッション(伝道所)を建て始めた際、それらを結ぶ馬車道として建設したのがその原点といわれています。アルタ・カリフォルニアの21のミッションとプエブロ集落、砦を結んだ旧街道の経路を踏襲していることから、”エル・カミーノ・リアル=王の道”とも呼ばれるようになりました。
U.S.ルート101はオレゴン州境界線に近いスミス・リバーからレッドウッド(セコイア)の森へと入り込み、ナパ・ヴァレーに近いサンタローザ周辺のワイン畑を抜け、ゴールデン・ゲート・ブリッジ(Golden Gate Bridge)を渡りサンフランシスコ(San Francisco)へ。そしてサンノゼ(San Jose)、サン・ルイス・オビスポ(San Luis Obispo)、サンタ・バーバラ(Santa Barbara)、ノース・ハリウッドを通過し、1964年に定められた”終点”であるロサンゼルス(Los Angeles)・ダウンタウンへと到着します。
U.S.ルート101の一部であるサンタ・バーバラ郡のゴレタからラス・クルーセスまでの区間、またデルノルテ郡のデルノルテ・コースト・レッドウッド州立公園を通る区間は、カリフォルニア州運輸局によってステート・シーニック・ハイウェイとして指定されており、素晴らしい風景を車窓から楽しむことができます。
U.S.Route 101
Web Site: U.S.Route 101
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