オールドタウン(Old Town San Diego)は、サンディエゴ(San Diego)”発祥の地”といわれるエリアでダウンタウンから北西に5kmほどのところにあります。その歴史を辿ると、1769年にサンディエゴ・プレシディオ(Presidio of San Diego)の砦とカリフォルニア最初のミッション、サンディエゴ・デ・アルカラミッション(San Diego deAlcalá)がこの地に建てられ、ヨーロッパの入植者達の集落がつくられたことに始まります。その後、1821年にメキシコの統治下となり、米墨戦争後の1850年にアメリカ領となり、1869年につくられたニュータウン(現在のガスランプ・クォーター)にサンディエゴの中心地としての役割は失われましたが、メキシコの文化を残す独自のスタイルとカリフォルニア初期の歴史を残す場所として人気エリアとなりました。

オールドタウンの中心に位置するオールドタウン・サンディエゴ州立歴史公園(Old Town San Diego State Historic Park)では、1800年代の建物が保存・再現されています。広場に沿って再現された当時の街並みでは食事やショッピングをしながら当時の人々の生活を垣間見ることができます。また園内の博物館では、最初に居住していたクメヤアイ族の祖先の時代から、スペイン・メキシコの統治時代、そして現在へと変遷してきたこの地の歴史を伝えています。このほかにも、砦と伝道所が建設された丘にあるプレシディオ・パーク(Presidio Park)やヴィクトリア朝様式の建物やサンディエゴ初のシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)のあるヘリテージ・パーク(Heritage Park)などこの地の歴史を伝える公園があります。

公園のほかにも街には歴史的な建物を見ることができます。例えば、現存する最古のオリジナルのアドビ建築のひとつカサ・デ・ エストゥディージョ(La Casa de Estudillo)、カリフォルニア州から公式にお化け屋敷に指定されている1856年に絞首台の跡地に建てられたサンディエゴ最古のレンガ造りの建物ホエリーハウス博物館(Whaley House Museum)、サンディエゴ ユニオン新聞の当時の印刷室や編集室が見学できるサンディエゴ ユニオン博物館(Union Museum)などがあります。ガイド付きのツアーなどもあるので、歴史や建築物に興味のある方は参加してみるのもよいでしょう。

そして、本格的なメキシコ料理やショッピングが楽しめる人気の施設、バザール・デル・ムンド(The Bazaar del Mundo)は訪れておきたい場所です。「世界の市場」と訳されるバザール・デル・ムンドには、受賞歴のあるレストランや国際的なショップが軒を連ねており、民族衣装、宝石、陶器、家具などは見ているだけでも楽しめます。

オールドタウンへは、サンディエゴのダウンタウンから10分ほどのドライブでアクセスできます。オールドタウン・サンディエゴ州立歴史公園の無料駐車場のほかにも周辺に多くの駐車場があるので心配は不要です。公園近くのビジターセンターでは、最新のイベント情報などを入手できるので、街や公園を散策する前に訪れておくことをオススメします。また、サンディエゴの歴史や建築に興味を持った方は、ガスランプ・クォーター(Gaslamp Quarter)にも訪れることをオススメします。2つのエリアを訪れることで、時代の変遷を感じながらサンディエゴの歴史に触れることができるでしょう。

Old Town San Diego
Address: 4002 Wallace St, San Diego, CA
Web Site: Old Town San Diego

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