Southern California Road Trip: Huntington Beach & San Diego
南カリフォルニアの海岸線は、アメリカ西海岸を象徴するドライブルートとして世界中の旅人を惹きつけています。ロサンゼルスからサンディエゴ(San Diego)まで約200km、都会的なビーチリゾートから自然豊かなコースタルタウンまで、まるで映画のワンシーンのような風景が続きます。海と太陽、サーフカルチャー、そして自由な空気を感じながら、南カリフォルニアらしさを存分に味わう3日間のロードトリップに出かけてみましょう。
Day 1 LAX → Long Beach → Huntington Beach
ロサンゼルス国際空港を出発し、南へと走ること約40分。最初の目的地は港町ロングビーチ(Long Beach)です。海に面した開放的なこの街では、春になるとIndy Carシリーズの人気イベント「アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ(Acura Grand Prix of Long Beach)」が開催されることでも有名。アメリカを代表する市街地レースのひとつで、レース好きならこの時期を狙って訪れるのもおすすめです。もちろんレースがない時期でも歴史的客船をホテルにした「クイーンメリー号(The Queen Mary)」を訪れたり、カラフルなショアライン・ヴィレッジの散策など、立ち寄る価値のある街です。



ロングビーチから海沿いをさらに南下してハンティントンビーチ(Huntington Beach)へ。“Surf City USA”の名で知られるこの街では、夕暮れのピアが街のシンボル。初心者でも気軽に参加できるサーフレッスンも開催されており、サーフィン発祥の地でサーフデビューしてみるのも特別な体験です。ピア周辺にはローカルブランドのショップやビーチカフェが並び、1日の終わりに潮風とともに過ごす時間が、カリフォルニアの旅を印象づけてくれます。宿泊は海沿いのリゾートホテルや、カジュアルなモーテルがおすすめです。
Day 2 Huntington Beach → San Diego
2日目は、海沿いのハイウェイ1号線を南へ。ニューポートビーチ、ラグナビーチといった高級リゾート地を抜け、絶景の海岸線を走ります。途中、ラグナビーチのアートギャラリーや、カフェでひと休みするのもいいでしょう。その先にあらわれる、サンクレメンテ、オーシャンサイド、カールスバッドなど小さな海沿いの小さな街にも立ち寄りながらのんびりドライブ&散策を楽しみましょう。




そして夕方にはサンディエゴへ。市街地へ向かう手前、コロナド・ブリッジ(Coronado Bridge)から眺めるサンセットは、このルート随一の絶景です。海と街を染める黄金の光を楽しんだら、宿泊はダウンタウンの「パリホテル・サンディエゴ(Palihotel San Diego)」へ。この宿泊施設は歴史的建築をリノベーションしたブティックホテルで、クラシックとモダンが融合した空間が旅の疲れを癒してくれます。夜はガスランプ・クォーター(Gaslamp Quarter)のレストランや地元クラフトビールのブルワリー/タップルームを訪れ、南カリフォルニアらしい自由な夜を過ごしましょう。
Day 3 San Diego → Carlsbad → Return
最終日は午前中に市内観光へ。広大な「バルボア・パーク(Balboa Park)」ではスペイン植民地様式の建築や緑豊かな庭園が広がり、周辺には美術館や自動車博物館も点在しています。動物好きなら「サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)」を選ぶのもおすすめです。いずれも市街中心部からアクセスが良く、短時間でも満足度の高い滞在ができるはずです。


その後は、I-5号線を北上してロサンゼルスへ。走行時間は約2時間半ほど。途中、カールスバッドで一度ハイウェイを降り、「カールスバッド・プレミアム・アウトレット(Carlsbad Premium Outlets)」でショッピングを楽しむのもおすすめです。旅の最後にカリフォルニアブランドのアイテムを手に入れたら、再びI-5から405号線へと入り、ロサンゼルス国際空港(LAX)へと戻りましょう。
Drive Tips
- 総走行距離(Total Distance):約428km
- 注意点(Notes):I-5 南下/北上とも夕方に混雑しやすく、オレンジカウンティ〜サンディエゴ区間は特に交通量が増えるため、移動は早めの時間帯が安心です。

