ゴールデン・ゲートパーク（Golden Gate Park）は、美しい庭園、美術館や博物館、様々なアクティビティを楽しむことができるサンフランシスコ（San Francisco）を代表する公園です。ニューヨークのセントラルパーク、シカゴのリンカーンパークに次いで、全米の都市公園の中では3番目となる訪問者数を記録しています。1,017エーカーの広さを持つこの公園は、1870年に初代の管理人でもある測量士のウィリアム・ハモンド・ホールによって海岸線沿いの砂丘地帯に作られました。

この公園は、1894年にミシシッピ以西で初の万国博覧会『カリフォルニア真冬の国際博覧会』の開催地に、1906年の大震災の際は20万人の家を失った人たちの避難所となるなど、サンフランシスコの歴史の中で様々な役割を果たしてきました。また、全米歴史名所登録簿にも登録されており、アメリカの偉大な場所の一つにも指定されています。

サンフランシスコ・レクリエーション・アンド・パーク局によって管理・維持された公園内は、森林や湖、牧草地など緑溢れ、10の庭園、1879年に建設された巨大な温室を持つコンサバトリー・オブ・フラワーズ（Conservatory of Flowers）や8000種類以上もの植物が管理されているサンフランシスコ・ボタニカル・ガーデン（The San Francisco Botanical Garden）、1892年から飼育されてきたバイソンの放牧場（Bison Paddock ）など緑豊かな空間が地元の人たちの憩いの場所となっています。

また、公共の日本庭園としてアメリカで最初に造られたジャパニーズ・ティー・ガーデン（日本茶園）、サンフランシスコで最も歴史のあるデ・ヤング美術館（de Young Museum）などサンフランシスコを代表するスポットがあります。なかでも1853年に設立したカリフォルニア科学アカデミー（California Academy of Sciences）は、水族館、プラネタリウム、自然史博物館、4階建の熱帯植物園を一つにした世界最大級の自然史博物館として知られた施設で、植物学、地質学、天文学など科学のあらゆる分野の最新情報を発信しています。例えば、この施設のプラネタリウムでは、星や惑星などを丸い点ではなく、実際の姿を表現するこのアカデミーが開発したモリソン型の映写機が使われており、直径約23mのスクリーンには素晴らしい宇宙空間が映し出されます。

ゴールデン・ゲート・パークにはミュージック・コンコース・ガレージ（The Music Concourse Garage）という800台を収容できる大型の有料駐車場があります。ミュージック・コンコース・ガレージの北口へのアクセスは10th AvenueのFulton St.から、南口へのアクセスは公園内のConcourse DriveとMartin Luther King Dr.からです。デ・ヤング美術館やカリフォルニア科学アカデミーへのアクセスに便利です。また、園内の移動は無料のシャトルバスを利用するのがオススメです。

Golden Gate Park
Address: Golden Gate Park, San Francisco, CA
Web Site: Golden Gate Park

photo: ©︎San Francisco Travel Association