世界でも有数の文化的多様性を誇り、世界140ヶ国から224の言語を話す人々が生活するロサンゼルス(Los Angeles)は、全米においてニューヨークに次ぐ第2位の人口を誇る大都市です。ロサンゼルスはスペインの植民地支配下において1781年9月4日に創立され、1847年1月にアメリカの一部となり、その後のゴールドラッシュの影響を受け急速に成長。20世紀初頭には映画産業が発展し、ハリウッドが誕生すると、この町はエンターテイメント業界の中心地としても世界的に有名になりました。

ロサンゼルスは東京23区の2倍にあたる1222.47㎢の面積があり、サンタモニカやベニスビーチのある「ビーチシティ」、著名人たちの豪邸が集まるビバリーヒルズのある「ウエストサイド」、高層ビルが立ち並ぶ「ダウンタウン」、映画産業の中心地である「ハリウッド」や「バレー」、そしてロサンゼルスで最も人口が集中するエリア「ミッドシティ」と、それぞれの地域ごとに異なる文化や歴史があります。そんなこの町の歴史や文化の多様性に触れるなら、レンタカーで巡るのがもっともよい方法といえるでしょう。

例えば「ビーチシティ」にある数々のビーチを訪れるなら、パシフィック・コースト・ハイウェイ(PCHと呼ばれる)からパロス・ヴェルデス・ドライブへクルマを走らせるのがオススメ。美しい森林地域をにあるワインディングでドライブを楽しみたいなら、「ハリウッド」の北側にあるマルホランド・ドライブへ。さらにサンセット・ストリップやハリウッド・ブルーバーを走れば、映画産業と共に生きるこの町の人々の暮らしを垣間見ることができるでしょう。高層ビルに囲まれたダウンタウンに足を運んだら、ウィルシャー・ブルーバードを西へと走り、ビーチに至るまでの町の風景の移ろいを車窓から眺めるのも面白い。ロサンゼルスはクルマで走ることでこの町の魅力をより深く理解できます。もちろん、数多くの美術館や博物館、映画スタジオツアーなどのアトラクション、ショッピングモールやアウトレットでのショッピングもクルマがあれば、時間を気にすることなく楽しめるでしょう。


ただし、ロサンゼルスを自らの運転で走る場合は、渋滞を考慮した計画を練ることも忘れずに。平日の午前7時から10時、午後2時から5時くらいまでは通勤ラッシュアワーで各所で渋滞が発生します。パンデミック後はリモートワークの普及で以前よりは渋滞が減っていますが、それでも渋滞は発生するので、通勤時間帯を避ける、もしくは週末に市内のドライブを楽しむ計画を立てるのがよいでしょう。

ロサンゼルスは日本からの直行便もあり、ダウンタウンをはじめさまざまなスタイルの宿泊先を選ぶことも可能です。また、ディズニーランド®・パーク(Disneyland® Park)やナッツ・ベリー・ファーム®(Knott’s Berry Farm®)などで知られるアナハイム(Anaheim)ロング・ビーチ(Long Beach)パサデナ(Pasadena)には30分ほどで、サンタ・バーバラ(Santa Barbara)パーム・スプリングス(Palm Springs)などの都市へも2時間ほどのドライブでアクセス可能です。ロサンゼルスは、カリフォルニア南部のロードトリップの拠点にもオススメの町です。

Los Angeles
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photo: ©️Discover Los Angeles, Brand USA, KURUMAG