ペトコパーク(Petco Park)は、MLBサンディエゴ・パドレスの本拠地であり、サンディエゴ(San Diego)のダウンタウンに位置するスタジアムです。球場内からは、サンディエゴ湾や高層ビル群を望む美しい景観を楽しむことができます。2004年に野球専用のスタジアムとして完成し、海や空、自然の美しさ、文化の多様性、そしてサンディエゴのユニークな精神を反映したデザインが随所に取り入れられています。
ペトコパークが完成する以前、サンディエゴ・パドレスはアメリカンフットボールなど多目的に利用可能なクアルコム・スタジアム(現在のSnapdragon Stadium)を本拠地としていました。しかし、球場の構造上、野球をプレイする環境としては最適とはいえず、観客席からフィールドまでの距離も遠かったため、ファンとの一体感に欠ける面がありました。そこでパドレスは野球専用スタジアムの建設を目指し、市民の支持を得るための住民投票で可決されました。この球場の名称は、ペット用品販売会社「Petco」がネーミングライツを取得したことに由来しています。


都市型の利便性と自然の調和を追求したペトコ・パークは、他の球場にはない独自の魅力が満載です。特に目を引くのは、外観に採用されている「パドレスゴールド」の装飾です。これは、北海岸エリアのトーリーパインズの砂岩の断崖の色と質感をイメージしています。また、スタジアムの一角には、1909年に完成した歴史的建造物「ウェスタン・メタル・サプライ・ビルディング」がそのまま取り込まれ、趣のある印象的な外観となっています。
ペトコ・パークの魅力は、野球だけにとどまりません。スタジアム内には、地元の人気レストランやフードスタンドが並び、タコスやメキシカン料理などサンディエゴならではの食文化が堪能できます。さらに、ホームプレートの裏にあるクラフト・ロウでは、多彩なクラフトビールが提供され、地元の醸造所の味を楽しめます。
スタジアムの中には、あらゆる年齢層のファンが楽しめる施設が充実しています。広々とした芝生エリアで、家族連れにも人気のギャラガー・スクエア、パドレスの歴史を振り返る展示を行うパドレス殿堂、そしてセンター・フィールドには開放感のある飲食スペースのクラフト・ピアなどが設けられています。さらに、スタジアム内部を見学できる有料のスタジアムツアーも用意されており、試合がない日でも楽しむことができます。なお、ツアーの予約は公式サイトから行うことができます。
ペトコ・パークは、ガスランプ・クォーター(Gaslamp Quarter)やイースト・ヴィレッジから徒歩で簡単にアクセスできる好立地にあります。近年は多くの日本人選手がMLBで活躍していることもあり、試合観戦とともに、サンディエゴの歴史や文化に触れる体験ができるこのスタジアムは、訪れる価値が高いスポットのひとつです。
Petco Park
Address: 100 Park Blvd, San Diego, CA
Web Site: Petco Park
photo: © San Diego Tourism Authority