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Academy Museum of Motion Picturesが色をテーマにした企画展を開催
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Academy Museum of Motion Picturesが色をテーマにした企画展を開催

2021年9月にオープンしたアメリカ最大の映画博物館となるアカデミー映画博物館(Academy Museum of Motion Pictures)がロサンゼルス(Los Angeles)。この博物館は映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)が誇る膨大なコレクションとその専門的な知識をもとに、映画の歴史を芸術や技術、映画に関わる様々な人々、そして社会的影響など様々な角度に焦点を当て紹介しています。

アカデミー映画博物館では2025年10月から色をテーマにした2つのエキシビションがスタートします。「カラー・イン・モーション: 映画の色彩的探究(Color in Motion: Chromatic Explorations of Cinema)」は『オズの魔法使い』(1939)でギルバート・エイドリアンがデザインした伝説的なルビーの靴、『めまい』(1958)でキム・ノヴァクが着用したイーディス・ヘッドがデザインしたグリーンのドレス、『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)でジェイミー・フォックスがジャンゴ役で着用したブルーのアンサンブル、『ウィリー・ウォンカとチョコレート工場』(1971)のウォンカ・チョコレートバーなど、映画クリップ、技術装置、オブジェを紹介しながら、映画における色の重要な役割を掘り下げていきます。インタラクティブなインスタレーションは、来場者を革新的な方法で色彩との関わりに誘います。

もうひとつのエキシビションは「サイバーパンク:映画を通して現実的な未来を描く(Cyberpunk: Envisioning Possible Futures Through Cinema)」です。『ブレードランナー』(1982年)、『マトリックス』(1999年)といった代表作や、『スリープディーラー』(2008年)、『AKIRA』(1988年)といった国際的な作品を紹介しながら、サイバーパンクというサブジャンルが映画文化に与えた世界的な影響を探る内容になっています。その中核となる没入型インスタレーションでは、このジャンルの起源と、アフロフューチャリズムやインディヘナ・フューチャリズムといった21世紀のテーマへの進化をたどります。来場者は複合現実(MR)インスタレーションも体験でき、展覧会には貴重な舞台裏の画像や限定グッズを掲載したカタログも用意されます。

両エキシビションとも10月6日(日)より開催。「カラー・イン・モーション: 映画の色彩的探究」は2025年7月13日まで、「サイバーパンク:映画を通して現実的な未来を描く」は2026年4月12日までとなります。アカデミー・ミュージアムの展示ギャラリーとショップは週6日、10時から18時まで開館。

アカデミー映画博物館のチケットは、アカデミー映画博物館の公式サイトおよびモバイル・アプリによる事前オンライン予約でのみ入手可能。一般入場券は大人$25、シニア(62歳以上)$19、学生$15。17歳以下、およびEBTカードをお持ちのカリフォルニア州居住者は無料。

Academy Museum of Motion Pictures
Address: 6067 Wilshire Blvd, Los Angeles, CA
Web Site: Academy Museum of Motion Pictures

photo: ©︎Academy Museum of Motion Pictures