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Pendleton | 西部開拓時代の文化とネイティブアメリカンの文化に触れられる町
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City Guide, Eastern Oregon, Oregon

Pendleton | 西部開拓時代の文化とネイティブアメリカンの文化に触れられる町

イースタンオレゴンの中心部に位置するペンドルトン(Pendleton)。小さな町ながら、西部開拓時代の文化と伝統的なネイティブ・アメリカンの文化が色濃く残る、歴史と文化に富んだ町です。

かつてネイティブアメリカンたちの土地だったこの地へ入植者が訪れるようになったのは19世紀中頃のこと。その後、1868年にペンドルトンの町は正式に設立されました。オレゴン・トレイルのそばにあったこの町は羊毛と農作物の交易で栄え、1880年代にオレゴン鉄道が町へ到達すると急速に発展しました。なお、現在もネイティブアメリカンの人々が暮らすユマティラ インディアン居留地が町の近隣にあり、ペンドルトンの町と深い関わりを持っています。

ペンドルトンには歴史的な建物や博物館、アートギャラリーなどが点在しています。例えば、1909 年に建てられた鉄道の駅を改装したHeritage Station Museumやネイティブアメリカンの歴史や文化を伝えるTamástslikt Cultural Instituteなどでは、さまざまなコレクションを通じてこの地の歴史を学ぶことができます。なかでも、高品質なウール製品で世界的に知られるペンドルトン・ウーレン・ミルズ(Pendleton Woolen Mills)の工場はぜひ訪れておきたい場所です。1909年の操業から現在も稼働を続けるこの工場では、人気のブランケットの製造工程の見学ツアー(要予約・無料)が開催され、さらにネイティブアメリカンたちが彼らの製品に与えてきた影響を知る資料室も見学することができます。

そして、この町の名前が全米中で知られるようになったのは、1910年に始まった全米有数のロデオ大会のひとつペンドルトン・ラウンド・アップ(Pendleton Round-Up)です。毎年9月第2週の開催期間中には、全米各地から5万人もの人々がこの町を訪れます。カウボーイ文化とネイティブアメリカンの伝統を感じさせるさまざまな催しものが行われ、人々を魅了しています。そんな人気のカウボーイ文化に触れることができるのが、1883年創業の馬具店で、1905年にカリフォルニア州からペンドルトンに移転し、現在も営業を続ける老舗ハムリー&カンパニー(Hamley & Co.)です。店内には美しいサドルが並べられ、その奥では職人のサドルづくりを見ることができます。ウェスタンアパレルやアクセサリーなども販売されています。

ペンドルトンは、コロンビア川沿いの町フッドリバー(Hood River)から3時間弱のドライブでアクセスすることができます。コロンビア川渓谷の美しい景観を車窓から眺めながら、西部開拓時代の歴史と文化が色濃く残る町へと、まるでタイムスリップするかのような旅に出かけてみてはいかがでしょう。

Pendleton
Address: 501 S Main St, Pendleton, OR
Web Site: Pendleton

photo: ©Brand USA ©Travel Oregon ©KURUMAG