Motte Historical Car Museum | モット家とロモランドの自動車史を伝える博物館

ロモランドにあるモット・ヒストリカル・カー・ミュージアム（Motte Historical Car Museum）は1880年代後半にフランスからアメリカに移住し、農業で大きな成功を収めたモット・ファミリーの歴史、そしてカリフォルニアにおける自動車史を伝えるために設立された博物館です。

素晴らしい自動車のコレクションは、1951年にジョン・ビクター・モットがわずか15ドルで手に入れたフォードから始まりました。彼は20年を費やしたこのクルマのレストアを通し、この街の自動車文化とその歴史も後世に伝えたいとさらなるコレクションを始め、時間をかけてそれらの修復作業を行ってきました。ここに展示されているクルマのほとんどは、ヘミトやテメキュラ（Temecula）といった南カリフォルニアの町を実際に走っていたモデルであり、各車には車両解説とあわせ、この博物館に収蔵されるまでの経緯が丁寧に紹介されています。

納屋（テメキュラのダウンタウンを中心に活躍していた建築家ロバート・モリスによるもの）を改装した館内には、1910年のフォードTスピードスター、1928年のパッカード443、1931年のキャデラック、1943年のフォード・バーマジープ、1958年のシボレー・インパラ、そして1960年のフォード・サンダーバードなど各年代のモデルが展示されています。

南カリフォルニアの絶景を楽しめるステート・ルート74（SR-74）をドライブするなら、ぜひ、モット・ヒストリカル・カー・ミュージアムに立ち寄ることをオススメします。美しい名車たちに出会えるだけでなく、南カリフォルニアの文化や歴史を知ることができ、この地区で暮した人々とクルマとのストーリーも楽しむことができます。博物館の入館料は無料。開館は水曜日から日曜日で、午前10時から午後4時までとなっています。