Peninsula Park | ノース・ポートランドの住宅街にひっそりと佇む、ポートランド初の公共バラ園

ノース・ポートランドの閑静な住宅街にひっそりと佇むペニンシュラ・パーク(Peninsula Park)は、1913年に開園したポートランド(Portland)屈指の歴史ある都市公園です。毎年春から夏にかけて、公園内の「サンケン・ローズガーデン」では色とりどりのバラが美しく咲き誇り、地元の人々に愛される癒しの空間となっています。ダウンタウンの喧騒を離れた隠れた名所として、静かに訪れるのにぴったりのスポットです。れています。

現在約16.3エーカー(約6.6ヘクタール)の敷地を有するペニンシュラ・パークは、ポートランド市が1909年にこの土地を取得し、「シティ・ビューティフル運動」の一環として開発されました。1913年には正式に開園し、ポートランド初のコミュニティセンターおよび公共遊び場のひとつとして市民に開放されました。公園内に造られたフランス式のフォーマルガーデンは、ポートランド初の公共バラ園としても知られ、1913年から1916年まではローズフェスティバルの会場としても使用されていた歴史があります。

ペニンシュラ・パーク最大の見どころは、左右対称にデザインされたサンケン・ローズガーデン(Sunken Rose Garden)。中央の噴水を囲むようにして幾何学的に配置されたバラの花壇は、クラシカルで美しい景観を生み出しています。ここには、64 種類以上の品種,5500 本以上のバラの木が植えられており、ポートランドの公式のバラ「マダム・キャロライン・テストアウト」も見ることができます。

バラ園以外にも、芝生広場や遊具、ピクニックテーブルも整備されており、地域の家族連れにとっては、毎日の生活の中で自然とふれあい、リラックスできる憩いの場となっています。また、国家歴史登録財にも指定されている八角形のバンドスタンド、そしてパブリックアートも眺めることができます。

公園全体の営業時間は、5時〜24時ですが、ローズガーデンの営業時間は7時30分〜21時30分までとなっています。入場料は無料です。

ペニンシュラ・パークは、ポートランドのダウンタウンからクルマなら10分ほどでアクセスできますが、園内には駐車場がないため、少し離れた周辺の駐車場を利用することになります。ポートランドに滞在中であれば、自転車や公共交通機関などを使って訪れるのもよいでしょう。ペニンシュラ・パークは、観光客にはあまり知られていない穴場スポット。公園周辺には地元密着型のレストランやカフェも点在しており、のんびりとした1日を過ごしたいときにぴったりの場所です。

Peninsula Park
Address: 700 N Rosa Parks Way, Portland, OR
Web Site: Peninsula Park

photo: ©Travel Portland