Hood River Hotel|町の歴史とともに歩み続けるフッドリバーのランドマーク的ホテル

コロンビア川沿いの風光明媚な町フッドリバー(Hood River)のダウンタウンにあるフッドリバー・ホテル(Hood River Hotel)は、町で最も歴史のあるヴィンテージホテルです。全米歴史登録財にも指定されており、クラシカルな佇まいに現代的な快適さが調和するこのホテルは、町のランドマークとして多くの人々に親しまれています。

このホテルの前身は、1888年に町の設立とともに開業した「マウントフッド・ホテル」です。1912年には、現在の建物となるレンガ造りの別館が建設されました。そして1926年、マウントフッド・ループ・ハイウェイの開通と同じ日に、ホテルのメインロビーが別館へ移され、名称も「フッドリバー・ホテル」へと改められました。1930年代には元の本館が取り壊され、以降はこの建物がホテルの中心として使われてきました。1960年代には一時営業を終了しましたが、1988年から1989年にかけて大規模な改修が行われ、営業を再開。2017年からは現オーナーのもと、歴史的な建築美を活かしながら現代的な快適さを提供するホテルへと生まれ変わりました。

館内にはオリジナルの装飾が数多く残されており、当時の趣を感じさせる空間が広がっています。真鍮製のエレベーターや大理石の暖炉は、ホテルの歩んできた長い歴史を伝えています。41ある客室はそれぞれ異なる間取りで、ヴィンテージの魅力とモダンな感性を兼ね備えた個性的な設えが特徴です。また、Red Thread製のブランケットやPendletonのトラベルゲームなどオレゴン発のブランドとコラボレーションした「Waterfall Road Trip Package」など、ユニークな宿泊プランも用意されています。

ホテル内には、北欧料理を楽しめるレストラン「Broder Øst(ブローダー・エスト)」が併設されています。地元食材を活かした朝食やランチは、宿泊者だけでなく地域の人々にも評判です。また、ロビーでは24時間無料でコーヒーやホットサイダーが提供されており、リラックスした時間を演出してくれます。

館内設備も充実しています。ドライサウナやレンタサイクル、ゲームコーナーやヴィンテージのフォトブースなど、滞在を楽しくする工夫が随所に見られます。チェックイン時には、地元のクラフトビールが1本プレゼントされるサービスもあり、訪れる人にフッドリバーらしいおもてなしをしています。

そして、ホテルを一歩出れば、個性的なショップやカフェ、ブルワリーが軒を連ねるダウンタウンが広がります。ホテルのキーを見せると蒸溜所、ブルワリー、レストラン、ショップなどで割引や特典を受けることもでき、フッドリバーの町を存分に楽しむことができます。クルマを使えば、コロンビアリバー渓谷の絶景スポットやマウント・フッド周辺のアウトドアエリアへもスムーズにアクセスできます。ウィンドサーフィンやカイトボード、ハイキングといったアクティビティを楽しむのもよいでしょう。

フッドリバー・ホテルは、コロンビア川沿いの州間高速道路84号線(I-84)や長閑な果樹園の間を巡るフルーツ・ループ(Fruits Roop)といったオレゴン州のロードトリップを楽しむルートからアクセスしやすい場所にあります。ポートランド(Portland)のダウンタウンやポートランド国際空港(PDX)からは1時間程度でアクセスすることがきます。駐車には、1ブロック先のMt. Hood Railroad にある$15/日の駐車スペースを利用します。歴史を感じさせる佇まいと、地元文化へのこだわり、そして遊び心あふれる空間を演出するフッドリバー・ホテルは、フッドリバーの町の魅力を存分に味わえる特別な滞在を提供してくれます。オレゴンの自然と町の魅力を満喫できるこのホテルを滞在先にしたロードトリップを計画してみてはいかがでしょう。

Hood River Hotel
Address: 102 Oak St, Hood River, OR
Web Site: Hood River Hotel

photo:  ©Visit Hood River ©KURUMAG