「Everything is bigger in Texas(テキサスでは全てが大きい)」とは、テキサスを象徴する言葉であり、自然や歴史、文化などあらゆるもののスケールの大きさを表現している。
テキサスは日本の1.8倍以上の面積があり、その広大な土地には多様な地形や景観が広がっている。西部には乾燥した砂漠地帯や山岳地帯、中央部には広大な草原があり、東部に行くと湿潤な気候へと変わり、森林や湿地を経て、海岸へと繋がる。砂漠、山岳、森林、海、あらゆる自然環境がひとつの州のなかにあり、それぞれの魅力を感じることができる。
テキサスは自然景観以外の観光資源も豊富である。テキサスの歴史は古く、1845年にアメリカ合衆国に併合される以前の歴史遺産が各地にあるほか、各都市ごとに異なる多彩な文化があるのも面白い。ロデオやキャトル・ドライブのようなカウボーイ文化、カントリーやブルース、ロックといった音楽文化、そしてテックスメックスやBBQなどの食文化・・・各地の様々な文化はこの地ならではの独自のアイデンティティを形作る重要な要素になっている。
テキサスはあらゆる好奇心に応えてくれる場所だ。この州が持つ多彩な魅力は世界中の人々を惹きつけ、州人口の2倍以上となる年間約7800万人がこの地を訪れている。「Everything is bigger in Texas」の言葉通り、この地でのロードトリップは、数字や言葉では表現しきれない、ビッグサイズの驚きや発見、感動をもたらしてくれるだろう。
plusroadtrip magazine: Texas(2023-2024) 2023年8月発行