Colorado Street Bridge|ルート66の歴史を持つ、映画にも登場する美しいアーチ橋

コロラド・ストリート・ブリッジ(Colorado Street Bridge)は、1913年に建てられた歴史的なボザール様式(Beaux-Arts)のアーチ橋です。パサデナ(Pasadena)とロサンゼルス(Los Angeles)間の交通を円滑にすることを目的に、季節河川のアロヨ・セコに架けられました。その美しさから、多くの写真家や観光客に愛され、人気の観光スポットとしても知られています。2016年に公開された映画『ラ・ラ・ランド(La La Land)』をはじめ、数多くの映画やテレビ番組のロケーションとしても使用されています。また、1936年から1940年の間は、ルート66の一部として利用され、アメリカの自動車旅行文化の発展にも貢献しました。

アロヨ・セコ渓谷から 150 フィート(約46m)の高さにそびえるこの橋は、完成当時「世界で最も高いコンクリート橋」と称されました。南側に設けられた50度のカーブは、季節によって変化する川の流れに対応し、橋脚をより堅固な地盤に据えるために考案されたものです。その優雅で芸術的な姿から、1981年にはアメリカ国家歴史登録財(National Register of Historic Places)にも登録されました。

現在でも車両と歩行者の通行が可能で、橋の上からはサンガブリエル山脈や周辺の自然豊かな景色を望むことができます。また、橋のすぐ下にあるデジデリオ・ネイバーフッド・パーク(Desiderio Neighborhood Park)からは、橋全体を見上げる絶好の写真スポットとしても人気です。

コロラド・ストリート・ブリッジは、パサデナ市内のコロラド・ブールバードの一部として、ベンチュラ・フリーウェイのすぐ南、ノース・サン・ラファエル・アベニューとノース・オレンジ・グローブ・ブールバードの間に位置しています。ルート66の歴史とともに歩んだこの荘厳な橋を訪れ、少し寄り道を楽しんでみるのも、パサデナ観光の醍醐味のひとつです。

Colorado Street Bridge
Address: 504 W Colorado Blvd, Pasadena, CA
Web Site: Colorado Street Bridge

photo: ©Visit Pasdena