オレゴン州中部の町ベンド(Bend)は、カスケード山脈の麓に広がるアウトドア・アドベンチャーの拠点として知られています。スキーやハイキング、クラフトビールやアートなど、多彩なカルチャーが共存するこの町に、ひときわ個性的な存在感を放つ宿泊施設が2020年にオープンしたキャンプファイヤー・ホテル(Campfire Hotel)です。
名前のとおり、ホテルの中心には人々が集まる象徴的なファイヤーピットが設けられ、ヴィンテージ・キャンプの雰囲気と都会的なデザインセンスを融合させた新しいスタイルのモーター・ロッジとして注目を集めています。古いモーテルの骨格を活かしながら、まるで1970年代のキャンプ場にタイムスリップしたかのような空間に仕上げられており、旅の拠点でありながら滞在そのものが楽しみになるユニークなホテルです。
キャンプファイヤー・ホテルには全100室の客室があり、それぞれの部屋はアウトドアの楽しさを都会的にアレンジしたインテリアでまとめられています。旅行スタイルに合わせて選べる客室タイプも豊富で、2人旅や小さなファミリーに最適な「キャンプファイヤー・ダブルクイーンルーム」、窓からカスケード山脈に沈む夕日を眺められる「サンセット・キングルーム」、4名まで宿泊可能なスタジオタイプの「キャンプファイヤー・キングルーム」など、シーンに合わせて選べるのが魅力です。遊び心のあるデザインの中に、快適なベッドや充実したアメニティを備え、リラックスした滞在を楽しめます。


ホテルの象徴でもある直径3mのファイヤーピットは、ゲスト同士が自然に集まり、旅の思い出を語り合う場所となっています。さらに年間を通して利用できる温水プールやホットタブも完備。アウトドア・アクティビティを楽しんだ後に体を温めたり、夜空を眺めながらリラックスしたりと、ベンドならではの過ごし方が叶います。
また、音楽やイベントを通じてコミュニティの輪が広がるのもキャンプファイヤー・ホテルならでは。敷地内ではライブ演奏やシーズナルイベントも開催され、旅の偶然の出会いを楽しむことができます。
ホテルのもう一つの魅力は、館内にあるカクテルバーラウンジです。ベンドで人気のクラフトカクテルバー「Dogwood Cocktail Cabin」のオーナーが監修し、革新的なドリンクを音楽とともに楽しめる特別な空間を提供しています。アウトドアの雰囲気と都会的な感性が融合したドリンク体験は、ここでしか味わえないひとときです。
ベンドのダウンタウンからもアクセスが良く、観光や食事、クラフトビール巡りなど市内散策の拠点としても便利な立地。周辺にはデシューツ川やカスケード湖群といった自然豊かなスポットが広がり、セントラルオレゴンのロードトリップの拠点としておすすめの宿です。台数に限りはありますが、敷地内に無料で利用できる駐車スペースもあります。
都会的な快適さを備えながら、ヴィンテージ・キャンプの自由な空気を楽しめるキャンプファイヤー・ホテルは、アウトドア好きからトレンドに敏感な旅行者まで幅広い層に愛されています。焚き火を囲み、音楽やカクテルを楽しみながら過ごす時間は、ベンド(Bend)の旅をより一層思い出深いものにしてくれるはずです。
Location / Address
Official Web Site: Campfire Hotel
photo:©KURUMAG