Route 66|歴史的ルートの終着点を象徴するサンタモニカ・ピア

アメリカを象徴する道路として知られるRoute 66。その旅の終わりに、多くの人が目指す場所がカリフォルニア州のサンタモニカ・ピア(Santa Monica Pier)です。シカゴから太平洋までおよそ4000km。1926年に誕生したこの歴史的なハイウェイを走り抜けたドライバーたちは、最後にこの桟橋の先に広がるカリフォルニアの海を目にします。

Route 66は、アメリカ中西部の都市シカゴ(イリノイ州)を起点に、ミズーリ州、カンザス州、オクラホマ州、テキサス州、ニューメキシコ州、そしてアリゾナ州を経てカリフォルニア州へと続く道路として整備されました。西部へと向かう移住者、物流を担うトラックドライバー、そして自由な旅を求める旅行者たちに利用され、やがて“Mother Road(母なる道)”とも呼ばれるようになります。この道は、映画や音楽、文学などにも登場し、アメリカ文化を象徴する存在として世界中に知られるようになりました。

そのRoute 66の旅の終点として広く知られているのが、太平洋に面した町サンタモニカ(Santa Monica)です。太平洋に突き出すサンタモニカ・ピアの入口付近には「End of the Trail」と書かれたRoute 66の看板が設置されており、多くの旅行者がここで旅の記念写真を撮っています。

サンタモニカ・ピア(Santa Monica Pier)の歴史はRoute 66よりも古く、1909年に公共の桟橋として建設されました。当初は都市の排水設備の役割も担っていましたが、やがて遊園地やレストランが並ぶ観光スポットとして発展していきます。現在では観覧車やゲームセンター、レストランなどが集まり、ロサンゼルスを代表する観光地のひとつになっています。

Route 66が公式に廃止されたのは1985年のことですが、この道の物語が終わることはありませんでした。むしろその後、歴史的なハイウェイとして保存され、ロードトリップ文化を象徴する存在として再び注目されるようになります。そしてその終着の地の象徴として、サンタモニカ・ピアは今も世界中の旅行者を引きつけ続けています。

Location / Address

Santa Monica Pier
200 Santa Monica Pier, Santa Monica, CA
Official Web Site: Santa Monica Pier

photo:©Santa Monica Travel Tourism ©plusroadtrip

Route 66とは?

1926年に誕生したルート66は、シカゴからロサンゼルスまで約3940kmを結んだアメリカを代表するハイウェイのひとつ。アメリカで初めて整備された番号付きの国道網「U.S. Highway System」の一部として誕生し、中西部と西海岸を結ぶ重要な幹線道路として発展しました。

1930年代には大恐慌と干ばつにより西へ移動する人々の“希望の道”となり、戦後は自動車による自由な旅を象徴する存在として広く知られるようになります。そして沿線にはモーテル、ダイナー、ガソリンスタンド、ネオンサインなど、アメリカ独自のロードサイド文化が生まれました。

1985年に国道としての役割を終えた後も、その歴史と文化的価値から「Historic Route 66」として保存・再評価が進められています。現在では各州で旧ルートが整備され、ドライバーは往年のアメリカ文化を感じながら旅を楽しむことができます。ルート66は単なる道路ではなく、アメリカの歴史とカーカルチャーを体験できる象徴的なルートです。そして2026年には誕生から100周年を迎え、いま再びその価値と魅力が世界中から注目されています。